障害年金おすすめ社労士とは

こんにちは。社会保険労務士の北村恭子です。

今回は数いる社労士さんの選び方のコツについてです。

障害年金を何かのきっかけでお知りになり、障害年金の申請を社労士にお願いしようと思った時、インターネットを使って調べられる方が多いのではないでしょうか。

「障害年金 社労士」でホームページを検索すると、たくさんの社労士がいて迷ってしまいますね。

その中で、自分にあった社労士を見つけるコツがわかると選びやすいと思いますので、いくつかポイントを見てみましょう。

社労士とは

労働・社会保険の専門家として、行政に提出する書類を作成し、申請代行・申請代理をする国家資格者です。

多くの社労士は中小企業と顧問契約を結び、雇用保険や健康保険、厚生年金の加入の手続きや、給与計算、助成金の申請代行、労働問題にアドバイスなどを行っています。

このような企業相手の社労士でも障害年金申請代行も扱ってはいますが、仕事が多岐にわたるので、奥の深い障害年金に精通している方は少ないと思われます。

対して、障害年金専門の社労士は、障害をお持ちの個人の方を対象に障害年金専門で仕事をしています。

企業相手の社労士に比べまだまだ数は少ないですが、近年、障害年金専門の社労士は増えてきています。

障害年金専門の社労士に頼むメリット

障害年金を考え始め社労士に頼もうか迷っている時は、ぜひ障害年金専門の申請代行を行っている社労士の中から見つけてください。

なぜなら、障害年金について深く勉強しており、障害年金申請の経験が豊富ですので、個人個人の様々なケースに対して対応してもらえます。

メリット
  • 年金事務所へ相談しに行く手間が省ける
  • 年金事務所の職員とのやりとりをお願いできる
  • 初診日がわからない、初診日候補がいくつかある場合の初診日を探し出す方法を教えてもらえる
  • 必要な提出書類をいつどのように用意すればよいかわからない場合に、適切なアドバイスをもらえ、代行して用意できるものは作成し申請までお任せできる
  • 医師に診断書の依頼をしてくれる
  • 医師が作成した診断書のチェックをしてくれる
  • 申立書などの難しい書類の作成をお願いできる
  • 適切な診断書を選び、病状にあった申立書を作成してもらえる
  • ご自分やご家族が申請するより、専門性が高い第三者の立場で申請した方が受給率が高まる可能性がある
  • 障害年金を受給できるポイントを知っている
  • 申請までの手続きのコツがわかっており、ご自分で請求するより早く申請出来、結果的にもらえる年金額が増えることがある
  • 障害年金の申請についてお任せでき、安心してご自身の療養に専念できる
北村
北村

このように障害年金の申請代行を社労士に頼むメリットはさまざまあり、障害年金の請求はプロに頼むのが一番の近道で安心かと思います

障害年金専門の社労士に頼むデメリット

社労士、税理士、弁護士などの士業は、知識や手続きを仕事にしているので報酬が発生します。

社労士の場合、障害年金の報酬の相場は、年金の2か月分か初回振込額の報酬の10%のいずれか高い方、という料金設定が多くなっています。

報酬は社労士事務所によってさまざまですので、どうぞ見比べてみてください。

デメリット
  • 報酬の支払いをしなければならない
  • 依頼する際3万円程度の着手金を支払うことがある

社労士に障害年金の申請代行をしてもらうデメリットはお金の支払いが発生するということです。

しかし、実際ご自分で障害年金の申請を行うより、社労士に依頼し早く申請できれば、結果的に報酬を支払ったとしてもマイナスにはならないことがあります。その場合は実質デメリットにはなりませんね。

どのような障害年金社労士が自分に合っているのか

さて、障害年金の申請のため社労士を探すにあたって、どのようなポイントでご自分にあった社労士を見つければ良いのでしょうか。

いくつかポイントがありますので見てみましょう。

①相性

一番大事なポイントです。社労士に障害年金の申請代行の依頼をすると、申請まで半年から1年ほどの長いお付き合いになります。

今では事前にインターネットで情報を調べ、いろいろな事務所を見比べるのが当たり前かと思います。

この事務所良さそう、信頼できそうな社労士さんだな、と思いましたら、電話やメール、LINE等でお問い合わせをしてみて、いかに親身になって適切なアドバイスをくれるかで判断してみてはいかがでしょうか。

実際、社労士に障害年金の申請代行を依頼しますと、書類作成のためにご自分のご病気のことやプライベートなことを正直に話さなくてはなりません。

しっかりとコミュニケーションが取れ、ご自分と相性の良い社労士を見つけてください。

②料金

報酬は事務所によって自由に決めることが出来ますので、料金体系はさまざまです。

あまりに相場からかけ離れて高い料金設定の事務所の場合は、ご自分で高いなりの理由を探して納得できれば良いと思いますが、実際受給後に高い報酬を支払うことになりますので注意が必要です。

障害年金の報酬の相場は、年金の2か月分か初回振込額の報酬の10%のいずれか高い方

しっかりと料金の確認をして、受給した場合の見積もり金額を出してもらうように社労士事務所にお願いしてください。

③実績

実績がある社労士は安心感がありますね。ただ、駆け出しの障害年金専門社労士はやる気に満ちていますのでお客様に対して親身になってくれて、質問してもすぐに調べて返答してくれたり、熱意は負けないと思います。

一概にベテランが良くて新人はダメということはありません。

④事務所の立地

家から近いところに事務所があると、なんでも相談できる安心感がありますので、地域密着型の社労士事務所を探して問い合わせてみてください。

近場で良い社労士が見当たらない場合は、遠方でご自分に合った社労士を探すのも良いです。

現在は遠方でも、オンラインや電話、zoomなどを使った面談やお打ち合わせができますので、近所にこだわらず遠方で頼みたい社労士がいましたら、ご相談されると良いと思います。

⑤障害年金専門の社労士

ぜひ“障害年金専門”の社労士の中からお選びください。

ほどんどの社労士は中小企業と顧問契約し、企業相手に仕事をしています。個人のお客様の年金のお手続きは慣れていないケースが多いです。

障害年金専門の社労士ですと、障害年金に特化していますので障害年金に深い知識があり申請業務に慣れています。

まとめ

障害年金の申請をしたいと思い、初診日がわからない、書類が煩雑で難しい、などと感じご自分で申請するのが厳しいと思われましたら、“障害年金専門”の社労士への依頼をお考えください。

一番大事なのは相性です。

障害年金は最初の準備から申請まで長いと1年近くかかりますので、頼りがいがあり信頼のおける社労士を見つけてください。

社労士に障害年金の申請代行を依頼することになりましたら、ご自分のご病気のことや、過去のこと、日常生活で困っていることなどを書類作成のためにヒアリングされます。

その際に信頼関係がないと、書類も正確なものになりませんので、相性は非常に大切です。

ぜひご自分に合った社労士を見つけて、障害年金の受給まで二人三脚でがんばってください。