2024年2月
受給事例
以下「障害厚生年金2級」【双極性障害】の受給事例についてご説明します。
ご本人は会社勤務中、業務がうまく覚えられないことや職場での強い叱責により体調を崩し、通院を開始されました。
その後、
・軽度知的障害
・適応障害
・双極性障害
と診断され、気分の波が大きく不安定な状態が続いていました。
- 病名
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軽度知的障害・双極性障害
- 地域
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千葉県袖ケ浦市
- 年齢
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20代
- 性別
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男性
障害厚生年金2級
年金額:約115万円
遡及:約113万円
(年金生活者支援給付金5,140円/月)
障害年金相談時の状況
ご本人は就職後1年半ほどで体調を崩し、
・仕事の内容が覚えられない
・何度説明されても理解が難しい
・職場で強く叱責される
といった状況が続いていました。
その後、症状が悪化し、
・うつ状態では強い落ち込みや希死念慮
・躁状態では衝動的な行動や浪費
といった双極性障害の症状がみられるようになり、最終的に退職に至りました。
また、療育手帳(B2)をお持ちで、もともとの認知機能の特性も影響している状況でした。
障害年金請求までのサポート
本件では
👉 「症状の波」と「就労困難の実態」、そして「給付の調整関係」
が重要なポイントでした。
① 症状の整理(障害年金 双極性障害)
・うつ状態(希死念慮・無気力)
・躁状態(衝動行動・浪費)
といった気分の波を整理し、
👉 日常生活および就労に大きな支障があること
を申立書へ反映しました。
② 就労困難の整理(障害年金 軽度知的障害)
・業務の理解が困難
・反復しても覚えられない
・職場適応が難しい
といった点から、
👉 安定した就労が困難な状態
であることを明確にしました。
③ 傷病手当金との調整(障害年金 併給)
ご本人は
👉 傷病手当金を約1年半受給
されており、遡及請求を行ったため、
👉 傷病手当金と障害厚生年金の重複期間が発生
しました。
この場合、
👉 障害年金が優先され、重複期間分の傷病手当金は返還が必要
となります。
(健康保険組合または協会けんぽへ返金)
障害年金の結果
症状の重さと就労困難の実態が適切に評価され、
👉 障害厚生年金2級約115万円が認定
されました。
また、
👉 遡及約1年分(約113万円)も認定
されました。
<アンケート>依頼した理由、感想(原文)
◆依頼した理由やきっかけ
・家から近いことと精神疾患が得意とのことで依頼した。
◆依頼後の感想(対応、コミュニケーションの取りやすさなど)
・迅速かつ丁寧で助かりました。
双極性障害の受給ポイント
・症状の波(躁うつ)の影響を具体的に伝えること
・就労の継続ができるかどうかが重要
・知的特性との影響も含めて整理すること
👉 「一時的にできる」ではなく「安定して就労を続けられるか」が判断基準です
傷病手当金と障害年金の関係でお悩みの方へ
今回のように
・傷病手当金を受給している
・遡及請求を検討している
・返金が必要か不安
このようなケースは多くあります。
障害年金は、
👉 他の給付との関係も含めて検討することが重要な制度です。
どうぞ安心してご相談ください。
北村恭子
bio社会保険労務士事務所
*2026年更新の手続きを当事務所が行い、無事に障害厚生年金2級で更新決定
