2026年2月
受給事例
以下「障害厚生年金2級」【うつ病】の受給事例についてご説明します。
ご本人は一人暮らしをされており、体調不良が続く中で日常生活がうまく送れない状態でした。
面談を通して生活状況を詳しくお伺いしたところ、
・部屋の片付けができない
・買い物や掃除、洗濯などの日常生活が困難
といった、日常生活に大きな支障がある状態が確認されました。
一人暮らしの場合、「自立している」と判断されやすく、障害年金の申請では不利に見られることがあります。
しかし本件では、実際には日常生活の維持が難しい状態であったため、まずは
👉 市のヘルパーサービスの利用をご案内
生活支援(買い物・掃除・洗濯など)を受けられる環境を整えました。
そのうえで、
👉 定期的な生活支援(買い物・掃除・洗濯など)を受けている状況
を整えたうえで、障害年金の申請を進めました。
また、発症のきっかけは職場でのいじめ等による強いストレスであり、現在は就労ができない状態でした。
- 病名
-
うつ病
- 地域
-
千葉県千葉市
- 年齢
-
40代
- 性別
-
男性
障害厚生年金2級
年金額:約119万円
(年金生活者支援給付金 5,450円/月)
障害年金相談時の状況
ご本人は、傷病手当金の支給が終了したことをきっかけに、障害年金の受給を検討されお問い合わせいただきました。
一人暮らしをされていましたが、
・生活環境を整えることができない
・日常生活の維持が困難
・強い希死念慮がある
といった状態で、生活全般にわたり大きな支障が出ている状況でした。
また、現在はうつ病により就労ができず、生活基盤が不安定な状況でした。
障害年金請求までのサポート
本件では、一人暮らしの実態と日常生活の支障をどのように伝えるかが重要なポイントでした。
ご本人は一人暮らしをされていましたが、実際には生活が成り立っていない状況であったため、
👉 市のヘルパーサービスを導入し、日常生活の支援(買い物・掃除・洗濯など)を受ける体制を整えました。
そのうえで、ヘルパー利用の状況を
👉 診断書および病歴就労状況等申立書へ具体的に反映
し、実態が正しく伝わるよう整理しました。
① 初診日の整理(障害年金 初診日)
初診時に2か所の医療機関を受診されていたため、それぞれの医療機関に確認を行い、初診日を正確に整理しました。
👉 障害年金は「初診日」によって受給の可否や年金の種類が決まるため、慎重な確認が必要です。
② 日常生活の実態の整理(障害年金 一人暮らし)
・生活環境の維持が困難
・ヘルパーによる生活支援が必要
・一人での生活が実質的に成り立っていない
このような状況を整理し、
👉 一人暮らしであっても自立していない状態であることを明確にしました。
③ 就労困難の整理(障害年金 精神)
・職場のいじめ等による発症
・現在は就労ができない状態
・精神的に不安定で生活維持が困難
👉 働きながら生活することが難しい状態(就労困難)であることを整理しました。
④ 診断書・申立書の作成(障害年金 診断書)
・希死念慮
・日常生活能力の低下
・生活支援の必要性(ヘルパー利用)
が適切に伝わるよう、診断書および病歴就労状況等申立書へ丁寧に反映しました。
👉 障害年金は「生活の大変さ」を正確に伝えることが重要です。
障害年金の結果
無事に
👉 障害厚生年金2級(約119万円)が認定
また、
👉 年金生活者支援給付金 5,450円/月
が認定されました。
一人暮らしであっても、実際の生活状況や支援の必要性が適切に評価された結果となりました。
<アンケート>依頼した理由、感想 (原文)
依頼した理由やきっかけ
精神科医から障害年金を請求するなら専門家に依頼した方が良いと言われたため、社労士の方に依頼しようと考えました。 HPの内容から対面で面談して話を聞いてもらえると考え、こちらに依頼しました。
依頼後の感想 (対応、コミュニケーションの取りやすさなど)
こちらの状況に合わせて柔軟にご対応いただき、大変助かりました。親身に話を聞いてくださり、素人特有の分かりにくい質問に対しても、こちらが納得・理解できる丁寧な回答をしていただけました。 特に、今後の就労に関してなど、不安になる部分の情報を多く教えていただけたのが心強かったです。
障害等級をより適切なものにするためにどのような方法を取るべきかを教えていただきました。また、年金決定後に付随する制度(法定免除の手続きなど)についても的確にご案内いただき、未処理のものがないかという不安が無くなりました。 これらはまったく知らないことでしたので、専門家に頼んだ意味があったと強く感じています。
うつ病の受給ポイント
・一人暮らしでも受給できる可能性があります
・日常生活にどれだけ支障があるかが重要です
・ヘルパーや家族の支援も審査の対象になります
👉 生活の実態をどう伝えるかが受給のポイントです
一人暮らしで障害年金を検討されている方へ
今回のように
・一人暮らしで生活が成り立たない
・家事や身の回りのことができない
・支援を受けながら生活している
このようなケースは少なくありません。
一人暮らしであっても、
👉 ヘルパーやご家族、近所のご友人から、買い物・洗濯・ゴミ捨て・掃除などの定期的・継続的な日常生活のサポートを受けている場合
は、その支援の内容や頻度が重要な判断材料となります。
障害年金は、
「一人暮らし=問題なく生活できている」と単純に判断される制度ではありません。
👉 実際の生活の大変さや、どの程度支援が必要かが重視されます。
どうぞ安心してご相談ください。
北村恭子
bio社会保険労務士事務所
