2024年5月
受給事例
以下「障害厚生年金2級」【双極性障害】の受給事例についてご説明します。
ご相談はご主人さまより、
「妻が働けない状態で将来が不安」とのお問い合わせでした。
ご本人は公務員として勤務されていましたが、双極性障害により休職を繰り返し、安定して働くことができない状態でした。
また、小さなお子さまがいらっしゃる中で、
👉 家事・育児ともにご主人の全面的な支援が必要
な状況でした。
- 病名
-
双極性障害
- 地域
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千葉県千葉市
- 年齢
-
40代
- 性別
-
女性
障害厚生年金2級
年金額:約170万円
(配偶者・子の加算含む)
遡及:約992万円
(年金生活者支援給付金5,310円/月)
相談時の状況
ご本人は
・感情の起伏が激しく、気分の波が大きい
・外出できない日がある
・家事や育児ができない
といった状態でした。
また、
・休職を繰り返している
・時短勤務での就労歴がある
ものの、
👉 安定して働くことができない状態でした。
障害年金請求までのサポート
本件では
👉 「就労していても認定されるか」「生活実態の反映」
が重要なポイントでした。
① 認定日時点の就労状況の整理(障害年金 就労)
認定日当時は時短勤務をされていましたが、
・ミスが多い
・業務の継続が難しい
・就労証明のために無理に勤務していた
といった状況でした。
👉 形式的に働いていても、実質的に就労が困難な状態
であることを整理し、書類へ反映しました。
② 日常生活の支障の整理(障害年金 生活状況)
・食事や家事ができない
・掃除やゴミ出しはすべてご主人
・金銭管理もできない
・服薬管理も一人では困難
といった状況から、
👉 日常生活全般においてご家族の支援が必要な状態
であることを明確にしました。
③ 双極性障害の症状の整理
・うつ状態:外出困難、無気力、希死念慮
・躁状態:衝動的な高額買い物
といった症状の波を整理し、
👉 生活と就労の両面に影響があること
を診断書および申立書へ反映しました。
④ 共済加入者の手続き(障害年金 共済)
共済のみの加入歴の方は、
👉 日本年金機構とマイナンバーの連携がされていないケースが多く
👉 「個人番号等登録届」の提出が必要
となる場合があります。
⑤ 傷病手当金との関係(障害年金 併給)
傷病手当金を受給されていたため、
👉 遡及請求により重複期間が発生する可能性
についてご説明しました。
👉 傷病手当金の申請前に診断書のコピーを保管しておくことも重要です。
(初診日や病状確認のため)
⑥ 所得と障害年金の関係
ご相談時、
「給与が支給されると年金に影響があるか」
というご不安がありましたが、
👉 20歳以降初診の障害年金には所得制限はありません
👉 収入額を理由に支給停止や減額となることはありません
とご説明しました。
障害年金の結果
生活状況および就労困難の実態が適切に評価され、
👉 障害厚生年金2級約170万円が認定
されました。
また、
👉 遡及約5年分(約992万円)
も認定され、大きな支援につながりました。
<アンケート>依頼した理由、感想(原文)
◆依頼した理由やきっかけ
・社労士さんが女性で、家から近かったから
◆依頼後の感想(対応、コミュニケーションの取りやすさなど)
・対応が早く、質問にも明確に回答して頂けて満足。
◆その他、ご意見など
・面倒な手続きをお願いしましたが、真摯に向き合ってくださって非常に感謝しています。
双極性障害の受給ポイント
・就労していても認定されるケースがある
・日常生活にどれだけ支障があるかが重要
・家族の支援状況も重要な判断材料
👉 「働いているか」ではなく「安定して働けているか」がポイントです
共済加入で障害年金を検討されている方へ
今回のように
・働いているが継続できない
・家族の支援がないと生活が成り立たない
・気分の波が大きく安定しない
このようなケースは少なくありません。
共済加入の方は、所属する制度によって取扱いが異なる場合があります。
共済の種類
・国家公務員共済組合
(各省庁などの国家公務員が加入)
・地方公務員共済組合
(都道府県・市区町村の職員など)
・公立学校共済組合
(公立学校の教職員)
・私立学校教職員共済制度
(私立学校の教職員)
※現在は年金部分については厚生年金に一元化されていますが、
👉 障害年金の審査や手続きは、共済ごとの運用の違いが出ることがあります。
そのため、
👉 就労状況や職場での配慮・支援の有無を含め、実態に即した整理が重要になります。
障害年金は、
👉 形式的な就労の有無ではなく、「安定して生活や就労ができているか」という実態が重視される制度です。
どうぞ安心してご相談ください。
北村恭子
bio社会保険労務士事務所
