令和8年2月
受給事例
以下「障害基礎年金2級」【双極性障害】の受給事例についてご説明します。
ご本人は、長年にわたり精神的な不調を抱えながら生活されており、現在も日常生活に大きな支障がある状態でした。
小学生の頃に初めて医療機関を受診され、その後も症状の波を繰り返しながら、これまでに10か所以上の医療機関を継続的に受診されていました。
幼少期にはつらいご経験もあり、児童期には閉鎖病棟での入院歴、成人後もオーバードーズや強い希死念慮が見られるなど、長期間にわたり不安定な状態が続いていました。
現在はご結婚されておりますが、家事を行うことが難しく、ヘルパーの支援を受けながら生活されており、就労についてもB型作業所で在宅ワークを行うのが精一杯の状況でした。
また、ご相談時に通院されていた医療機関は、障害年金の申請に対してあまり協力的ではなく、診断書作成に不安があったため、医療機関の変更も含めてサポートを行いました。
- 病名
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双極性障害
- 地域
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千葉県千葉市
- 年齢
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20代
- 性別
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女性
障害基礎年金2級
・年金額:831,700円
・遡及:約400万円(5年)
(年金生活者支援給付金 5,450円/月)
障害年金相談時の状況
ご本人は幼少期から現在まで長期にわたり通院を継続されており、
・気分の波が大きく安定しない
・日常生活(家事)が困難
・希死念慮やオーバードーズの既往
といった状態が続いていました。
現在は、在宅での単純なパソコン入力作業が限界であり、一般就労は困難な状況でした。
障害年金請求までのサポート
① 初診日の整理(障害年金 初診日)
小学生時の初診が明確であり、20歳前傷病としての請求を行いました。
👉 障害年金は「初診日」が最も重要です。
② 長期間の病歴整理(障害年金 精神)
15年以上にわたる通院歴と症状の経過を丁寧に整理し、
👉 継続的に症状が重い状態であること
を申立書へ反映しました。
③ 日常生活の支障の整理(障害年金 日常生活能力)
・家事が困難でヘルパー利用
・在宅ワークが限界
・日常生活に継続的な支援が必要
👉 日常生活能力の低下を明確にしました。
④ 医療機関の調整・診断書対応(障害年金 診断書)
ご相談時の医療機関では申請への協力が得られにくかったため、
👉 医療機関の変更を含めてサポート
を行い、適切な診断書作成につなげました。
また、申請までの過程では
・医療機関への修正依頼
・ご本人との丁寧なやり取り
を重ね、慎重に進めました。
⑤ 遡及請求(障害年金 遡及)
長期間の状態を適切に整理したことで、
👉 5年の遡及請求が認められました。
障害年金の結果
無事に
👉 障害基礎年金2級(847,300円)が認定
また、
👉 年金生活者支援給付金 5,450円/月
さらに、
👉 遡及 約400万円
が認定されました。
ご本人からは
「正直とても不安だったので、本当にほっとしております」
とのお言葉をいただきました。
なお、ご相談から受給決定までには約1年弱を要しましたが、
医療機関の変更や診断書の調整を含め、丁寧に進めたことで遡及も認められる結果となりました。
<アンケート>依頼した理由、感想 (原文)
・依頼した理由やきっかけ
女性の社労士さんを探していました。 HPを拝見した所、精神疾患が得意と記載がありご連絡をし初回面談をしていただきました。
面談の際言葉が詰まったり涙が出てしまう場面があったのですが、優しく丁寧にお話を聞いてくださりとても安心しました。
今後行うべき行動や手順もゆっくり丁寧に教えてくださり、依頼する事に決めました。
・依頼後の感想 (対応、コミュニケーションの取りやすさなど)
まず、相談のしやすさがとても助かりました。 LINEでのやり取りをしていただいたので、既読が付く事できちんと文章が送れている事に安心感を覚えました。
分からない事や気になった点を聞きやすく、安心して進めることが出来ました。 重要な事柄についてはお電話もくださりそちらもありがたかったです。 お電話の際も事前に日時をご提案いただき、心構えが出来ました。
先生のお力がなければ受給は出来なかったと思います。 本当に感謝しかありません。 先生にお願いして本当によかったです。 ありがとうございました。
双極性障害の受給ポイント
・精神の障害年金は、長期間の通院歴や症状の継続性が重要です
・家事や日常生活にどの程度支障があるかが大切な判断材料になります
・就労しているかどうかだけでなく、どのような支援を受けながら生活しているかも評価の対象になります
👉「普段の生活では見えにくい大変さ」をどう伝えるかが大切です
双極性障害で障害年金を検討されている方へ
今回のように
・子どもの頃から治療が続いている
・長年通院しているが申請できるかわからない
・家事ができず支援を受けながら生活している
・今の病院が障害年金申請に協力的ではない
このようなケースは少なくありません。
障害年金は、
「長年つらい状態が続いていても、その大変さが書類で十分に伝わらないことがある制度」です。
だからこそ、初診日、病歴、日常生活の支障、診断書の内容を丁寧に整理することが大切です。
どうぞ安心してご相談ください。
北村恭子
bio社会保険労務士事務所
