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障害年金受給できる眼の病気例
障害年金の対象になる主な眼の病気は、網膜色素変性症、緑内障、糖尿病性網膜症、
同名半盲、網膜剥離、眼瞼痙攣、眼の外傷などです。
これらは視力障害や視野障害を引き起こす障害認定の対象になる代表的な眼の病気です。
【視力障害】視力について良い方の眼の視力(矯正視力)で評価
視力障害の認定基準
【視野障害】自動視野計の認定基準
〇ゴールドマン型視野計*1による認定基準に加えて、広く普及している自動視野計*2による認定基準も創設されました。
*1 ゴールドマン型視野計
眼科の検査機器で、見える範囲と光の感度を調べる「動的量的視野検査」を行う装置です
*2 自動視野計
目の見える範囲を測定する検査機器で、コンピュータが自動で測定します。ドームの中で点滅する白い光の見え方で視野を測定します。
〇自動視野計による等級判定では両眼解放エスターマンテスト*3で測定した「両眼解放視認点数」と、10-2プログラム*4で測定した「両眼中心視野点数」によって判定されます。
*3 両眼開放エスターマンテスト
生活不自由度を評価するためのテストです。両眼を開けた状態で視野の感度を測定する検査で、ハンフリー自動視野計の周辺視野検査の一種です。
*4 10-2プログラム
ハンフリー自動視野計で中心10度以内の視野を測定するプログラムです。
【視野障害】ゴールドマン型視野計の認定基準
〇ゴールドマン型視野計の周辺視野(I/4指標)で測定した「周辺視野角度の和」と、
中心視野(I/2指標)で測定した「両眼中心視野角度」によって等級判定を行います。
【視野障害】多様な症状に対応した認定基準
測定数値により障害等級を認定します。
多様な症状に対応した障害認定となります。
【視野障害】自動視野計の認定基準
【視野障害】ゴールドマン型視野計の認定基準
【初診日証明】眼の障害は初診の証明が困難なことが多い
カルテの保存期間は医師法により、完結の日から5年間と定められています。
眼の障害は進行がゆっくりで、初診日の証明を取得するのに苦労することが多いです。
5年より前に初診日があり、初診日の証明が取得できない場合は障害年金専門の社労士に依頼することをおすすめします。